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文昌塔とは、古代中国で建造された実在の塔で、この塔で学問を収める者が勉学に勤しんだことから、「文」（学問）を「昌」（さかんにする）いわれがあり、現代風水では頭脳明晰の護符とされています。受験生や社会人の試験のお守り、研究に携わる人などにおすすめです。

五輪塔は、五重塔などと同じく、「仏塔」の一種です。地・水・火・風・空の宇宙を構成する「五大」要素を表す形をしています。下から順に「方形：地輪(ちりん)」「円形：水輪(すいりん)」「三角形：火輪(かりん)」「半月形：風輪(ふうりん)」「宝珠形：空輪(くうりん)」となります。日本では古くから供養塔として用いられ、人間の魂は宇宙(＝仏)へと還ってゆくものだという祈りを込めた形とされます。

舎利塔とは仏舎利を納める塔のことで、室内に安置する仏塔形の小型の工芸品をさすことも多く、水晶など小粒の硬い石を納め仏舎利と同様に尊崇するものです。

宝珠は梵名「シンタ・マニ」と言い、「意のままに願いを叶える」という意味です。仏教の経典では、宝珠は心の中で思い描いたものをすべて与え、あらゆる願いを叶えるとされています。

五鈷杵（ごこしょ）とは密教法具のひとつで、もともとは武器に由来します。持ち手の両側に「鈷」（剣のようなもの）が出ており、「煩悩を打ち負かす」ものです。

金剛杭（こんごうくい）とは密教法具のひとつでプルパと呼ばれ、結界の四隅に打つ杭で、魔を寄せ付けないために使用するものです。

法輪は釈迦の教えである八正道(はっしょうどう)の教えを端的に形にしたものです。八正道とは、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定の八種の徳を示します。法輪は古代インドの武器、中抜きの円盤の周囲に刃のついた「チャクラム」の形をもとにしており、法輪の周囲にある八ヶ所の出っ張りが八種の徳を表します。